科学技術にこめ

②自分にとって関心のある事柄を一つ取り上げ、授業で触れた見方を利用しながら分析


  私が関心のあるのは科学者の研究資金の問題である。

  研究をするには、研究施設の調達やアシスタントを雇う費用、研究に使用する機械にかかる費用等の多くの費用がかかるのは当たり前である。多くの費用がかかるのが当たり前であるのにも関わらず、研究者は資金繰りの問題に今また頭を悩ませ続けている。では、なぜこのようなことが起こってしまったのだろうか。私は研究者の増加と研究にかかる費用が年々膨れ上がっていていることが問題だと考えている。

  まず、研究者増加の問題だが研究者が増加したために国立衛生研究所による研究費助成金の申請をした科学者の、うち30%が支援を受けられていたのだが、今では18%の科学者しか助成金を受けれていないという現状である。それだけではなく、仮に受けられたとしても助成金は3年間で失効してしまうという。研究とは10年20年という長期間のスパンで行うものが多く、3年間という短期の援助であれば、研究者はたちまちのうちに資金繰りが苦しくなり、研究資金獲得のために奔走し、本来の目的である自分の研究が進まないという負のスパイラルに陥ってしまう。

  授業で、研究資金はその研究に対する熱意の表れという旨の話を先生がされたことがあった。私はなるほど、と思う反面、必ずしもそういう訳では無いのではないかと考えていた。

  というのも、先述したように現在研究者は増加傾向にあり、研究資金の助成は受けづらくなっている。そんな現状がある中では、研究資金の獲得というものは研究者の仕事のなかで大きな割合を占めているのではないだろうか。そんな中で研究資金はその研究に対する気持ちだけでカバー出来るものではないと私は考えている。

  今後の対策としてだが、①でも触れたように、科学技術は私たちの生活に深く関与しているのであるから、もっと国をあげて科学技術を推進していくべきだと考える少なくとも助成する研究者の割合を、18%から低くとも60%ほどに引き上げる必要があると私は考える。このような措置を取ることによって、研究者は潤沢な研究資金のもと、新たな技術を開発し、私たちの暮らしは、今よりもっと良くなっていくのではないかと考える。